若(息子)とツタヤに行ったら、DVDレンタルが「5本で700円」でした。
若は「ラッキー」と次々DVDを選ぶので、私も便乗して「かもめ食堂」のDVDを借りることにしました。
いや~、レンタルDVD見るの久し振り・・・・もしかしたら、1年ぶりくらい。
さっそく、見ました。
とっても「良質な映画」でした。
お話はフィンランドのヘルシンキにある「かもめ食堂」が舞台。
店主のサチエ(小林聡美)、ひょんなことからサチエの居候となるミドリ(片桐はいり)、フィンランドについたもののトランクが無くなってしまった旅行者マサコ(もたいまさこ)の3人の距離感がとてもいい感じです。
この3人の配役が絶妙でした。さすがですねぇ。
日本スタイルの「食堂」である「かもめ食堂」に最初のお客さんが入ってから、満席になるまでの日常を、淡々と描いているだけなんです。
その「淡々」具合が私にはしっくりきました。
映像もとてもシンプルで奇麗。
サチエがどうしてヘルシンキで日本の「食堂」を開いているのか、ミドリがどうしてフィンランドに「きてやった」のかは、ほとんど明らかにされないまま。
マサコは唯一フィンランドに来た理由が明らかになっているが、この人には不思議なことが訪れる(内容はないしょ)し、その不思議なことへの説明も一切ない。
かといって説明不足という感じは全くなく、自然に物語が流れていきます。
こんな風に静かに自然に物語が流れていく映画には、なかなか巡り合えません。
今回は本当にいい出会いだったと、「5本700円レンタル」に感謝したのでした。
とってもいい映画なので、この手の映画がお好きな方はご覧になってくださいな。
*「かもめ食堂」で出される食べ物が、どれもこれもものすごくおいしそう。
特にメインメニューである「おにぎり」がおいしそうでした。
サチエがミドリに言った「もし、世界が明日終わるとしたら最後に何をしたいですか?」「私はおいしいものをたくさん作って仲の良い人たちと食べたいです。」というのに、共感しました。ただし、私は食べさせてもらう側がいいなぁ・・・。(セリフはニュアンスのみで、まったく正確ではありません)
ボーイスカウト守谷1団・ビーバー隊長さんのブログ「権六のビバビバな日々」でこんな記事を発見しました。
関西テレビ「金曜日のギモン」という番組(ある番組のコーナー?)で、ボーイスカウトのことを紹介してくださってます。
関西人らしい軽い乗りですが、ボーイスカウトをとっても好意的に紹介してくれてます。
この辺りではお見かけしない番組ですが、こんな感じで色々な人がボーイスカウトについて知ってくれればいいなぁ・・・と思います。
関西テレビさん、ありがとう。
権六隊長も、ご紹介ありがとうございました。
西川三和監督・オダギリジョー主演「ゆれる」のDVDを観ました。
様々な賞をとった話題の作品です。
心理劇ということは知っていましたが、いろいろな形に読み取れるちょっとくせのある作品でした。
作品の中には種々雑多なものが詰め込まれています。
「兄弟」「家業を継ぐ」「東京で成功する」「裁判」「人間の記憶」「事実と真実」などなど・・・。
オダギリジョーも好演していると思いますが、香川照之の演技がすごいです。
洗濯物をたたみながら弟と会話するシーン。
拘置所で弟と面会したときに、思い出話をするシーン。
どちらも静かなシーンですが緊張感が身体から漂ってきました。
映画全体に漂う緊張感は香川照之がかもし出しているといったら、言いすぎでしょうか。
しずかな雰囲気の映画なのに次々とどんでん返しが・・・・しかも、淡々と。(・ω・;)(;・ω・)オロオロ
「ゆれる」を観る人も「ゆれる」というなかなか奥の深い映画でした。
*あの「事件」が本当に発生した場合、実際に「事件」として成り立つのか・・・ちょっと引っかかるところがありましたが、そこはまあ、目をつぶるということで(゚ー゚;
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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恩田 陸: 蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)
(★★★★)
恩田 陸: 蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)
地元のピアノコンクールがモデルなので、読んでみました。
クラシックにはうといので、関連CDを購入するほどのめり込みました。 (★★★★)
西 加奈子: ふくわらい (朝日文庫)
現実とファンタジーのブレンド具合が絶妙。
文章が読みやすく、途中で止めることができない作品でした。 (★★★★)
柳家 小三治: 柳家小三治の落語 6 (小学館文庫)
「昭和元禄落語心中」の影響で、こんな本も読んでみました。
漫画ではわからなかったあれこれもわかって納得でした。
生の落語がききたくなっちゃいました。 (★★★★)
雲田 はるこ: 昭和元禄落語心中 コミックセット (KCx ITAN) [マーケットプレイスセット]
久々にはまりました~。
作品から落語愛が溢れて、生の落語を体験したい気分になりました。
実は細かい突っ込みどころはあれこれありましたが、そこは作品の持つ魅力で払拭できます。 (★★★★★)
三浦 しをん: 舟を編む (光文社文庫)
以前から気にかかっていた本。やっと読みました。
地味~に面白かった♪
その後、映画も見ましたが、こちらもなかなかの秀作でした。 (★★★★)
梨木 香歩: 渡りの足跡 (新潮文庫)
エッセイの類は毎度読むのに苦労するけど、作者の自然に対する距離感がいい感じで難なく読了。鳥ってはまると面白いよね~。 (★★★)
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