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2007年3月 9日 (金)

『風神秘抄』

4198620164_01__aa240_sclzzzzzzz_ 荻原規子の『風神秘抄』を読了しました。

荻原規子得意の日本史ファンタジーです。

『平清盛』『源義朝』『源義平(悪源太義平)』など歴史上の人物の名前が出てきて、臨場感たっぷりです。

おおっ!珍しく戦記もの?と思ったら、やっぱりファンタジーなのでした。

舞台は平治の乱のころの京都から始まります。

主人公は16歳の草十郎。

草十郎の生い立ちはちょっと暗め、そのため育ちも暗め、性格も暗め。

本家の兄とともに参戦した戦で、武士として、一人前の人間として認めてくれた義平に心酔し、彼らとともに敗走することに・・・。

のっけから暗くて重い展開です。

この重くて暗い雰囲気が、最後まで草十郎の中に芯として残っていきます。

その芯の部分がこの作品の魅力です。

ヒロインの「糸世」、狂言回し的な烏の「鳥彦王」、その他後白河上皇まで様々な人物が彼に関わってきますが、主眼はあくまでも草十郎の孤独に置かれていると思います。

それは「選ばれし者の孤独」の物語であり、その孤独からの脱却の物語なのです。

もちろん、登場人物がけっこう魅力的。

そして、史実もちゃんと押さえて話が展開していきます。

う~ん、うまい!

ということで、久々に荻原ワールドを堪能させてもらいました。

おまけですが、いとうひろしの表紙もお気に入りです。

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