三つ子の魂
先日若(息子)のところに「卒業祝い」が届きました。
若は高校2年生(4月から3年生)なのでもちろん高校卒業祝いではありません。
実は「童話館」の「ぶっくくらぶ」からの卒業です。
「童話館ぶっくくらぶ」は児童書の配布会。毎月1~2冊の本が自宅まで届きます。
若が3歳のときに入会しました。
それから15年。
トータルで300冊以上の本が我が家に届いたことになります。
すべての本が彼の気に入ったとはいえませんが、宝物となった本もたくさんありました。
私ではとても選びそうもない絵本が大好きになったり、尊敬できる人物との出会いがあったり、若にとってはよい体験だったと思います。
こう書くと若がすごく本好きな子供のようですが、実はそうでもないのです。
特に小学校高学年の時は「活字離れ」がひどく、童話館から届いた包みが開けられずに何週間も・・・ということもありました。
その頃「読まないなら(配本を)やめようか」と何度訊いたことか。
でも答えは決まって「だめ!」。
理由はわかりませんが、とにかくやめることだけは嫌だった様です。
継続していたおかげで、中学に入ってからは届く本の中から自分の好みのものだけをピックアップして読むようになり、高校に入ってからは届いたものは「とりあえず目を通す」ようにしているようです。
様々な本と接することで、色々な人生、様々な考え方、思いもつかなかった世界があることを知ることができ、ひとつのことも色々な方面から考えるようになったようです。
そしてとうとう「卒業」の日が来たのでした。
卒業記念として童話館から記念品をいただきました。
記念品の包み紙の絵を見て、若と小さい頃に好きだった絵本の話に花が咲きました。
驚いたことに3歳の頃にしか読んでいなかった本のキャラクターもフレーズも、若は憶えていました。
「三つ子の魂百までも」と言いますが、幼い頃から思春期の心の柔らかい時期によい本に出合えて本当によかったと思います。
「童話館 ぶっくくらぶ」のみなさま、素晴らしい本との出会いをありがとうございました。
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コメント
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ステキな絵本
点字つき、触る絵本(絵も色もきれい)、百円です。百円だけど、侮らないでくださいね。ビッダーズのランキングの、「キッズ ベビー」部門で、ベスト10の中ににはいっています。
http://www.bidders.co.jp/pitem/79044376
投稿: 匿名 | 2007年3月24日 (土) 16時16分